シャワーホースを引き出すタイプの洗面水栓がついた、
洗面台を使っている方、下の収納スペースを見てみてください。
多くのご家庭ではS字状の排水管の後ろ側に白い容器があると思います。
これは「水受けタンク」と呼ばれており、実は重要な役割を持っています。
この記事では水受けタンクの役割や、
水受けタンクから水が溢れるようになった際の対処法についてご紹介します。
洗面台下にある水受けタンクの役割
「そもそも水受けタンクって何?」という方も多いはずなので、
まずは水受けタンクの役割についてご紹介します。
水受けタンクは一部のパナソニック製洗面化粧台を除く、
ほとんどのシャワーホース式の洗面台についています。
実はシャワーホースから洗面ボウル下に伝った水が水滴として落ちることがあり、
洗面台下に水が溜まらないように水受けタンクが設置されています。
水が伝うといってもほんの少量。
普通に使う分には水を捨てる作業は必要なく、自然乾燥で事足ります。
ただしある程度水が溜まった状況が長期間続くと、悪臭やカビの原因になります。
トラブルがない場合でも月1回を目安にチェックしてお手入れしておきましょう。
水受けタンクに水が溜まる原因
特殊な使い方をしなければめったに気にすることがない水受けタンク。
その水受けタンクに大量に水が溜まっているときは何か問題が起こっている証拠です。
水受けタンクに水が溜まる原因として考えられるのは以下の3つです。
シャワースタンドに直接水をかけている
1つ目はシャワースタンドに水をかけた場合です。
シャワーヘッドやシャワーホースに直接水をかけた場合、
開口部からシャワーホースを伝って水受けタンクに水が溜まる場合があります。
シャワースタンドの掃除で水をかけることはよくあります。
シャワーヘッドやシャワーホースの掃除の後に水が溜まる場合は、
今回のような一過性のものと考えてよいでしょう。
ジャバラホースから水漏れしている
2つ目は水栓のジャバラホースから水漏れしている場合です。
シャワーホースを引き出すタイプの洗面水栓にはジャバラホースが使われています。
ジャバラホースは見た目はステンレス製ですが、中にはゴムチューブが入っています。
このゴムチューブに穴が開くと水漏れが発生します。
この漏れた水が水受けタンクに溜まっている可能性があります。
ホース以外から水漏れしている
3つ目はジャバラホース以外の水漏れです。
蛇口の破損やパッキンの劣化が主な原因として考えられます。
洗面化粧台の水栓の使用年数は10~15年が目安。
この期間以上に使っていて水受けタンクに水が溜まるようなことがあれば、
水栓本体やジャバラホースの交換も視野に入れましょう。
洗面台下の水受けタンクに水が溜まっていた時の対処法
もし水受けタンクに水が溜まっていた場合、できるだけ早く水を抜きましょう。
水受けタンクには排水用のホースがついているものとついていないものがあります。
排水用ホースがついている場合は、ホースを下に向ければ排水されます。
バケツを用意し、排水ホースの先がバケツに入るように排水してください。
排水ホースがついていない水受けタンクの場合は、
タンクそのものを取り外して排水します。
水受けタンクを上に持ち上げれば簡単に取り外しできますが、
水が入っているので持ち運びには注意してください。
水受けタンクから水漏れしている時は修理が必要
水受けタンクの水を捨ててもすぐに水が溜まる場合は修理が必要です。
水受けタンクの破損程度なら該当する製品を購入して交換すれば問題ありませんが、
水が常に洗面台下に溢れる場合はシャワーホースなどの交換が必要です。
最近はパナソニック製を中心に水受けタンクそのものがない製品も増えています。
水受けタンクがなく、水漏れが激しい場合は…
当社を含む水道修理業者に修理や効果を依頼しましょう。
シャワーホースやシャワーヘッドは自力で交換できる?
「シャワーホースやシャワーヘッドが原因で水漏れしていそうだけど、
できるだけ安く交換したい!」という方もいるでしょう。
パナソニック製の洗面化粧台の一部は自力で交換可能です。
引用:洗面化粧台:シャワーホース交換方法(ワンタッチジョイント方式)
パナソニック製の洗面化粧台には「ワンタッチジョイント」と呼ばれる
継ぎ手を採用している製品があります。
この場合、洗面化粧台そのもの・シャワーホースの品番を確認し、
公式サイトで部品を取り寄せれば作業可能です。
交換方法は取り扱い説明書やパナソニック公式サイトに掲載されているので、
それに沿って作業を進めてください。
パナソニック製でもナット締めのものや、
LIXILなど他メーカー製の洗面化粧台は業者でなければ修理ができません。
シャワーホースの劣化などの水漏れが発生していたら、当社のような業者へご連絡ください。
シャワーホース(ジャバラホース)が原因で修理をした事例
シャワーホースに穴が空くほど劣化が進むと、
シャワーホース・シャワーヘッド単体を交換するより、水栓自体を交換した方が早いです。
今回は水栓の劣化が原因でジャバラホースに穴があいて水漏れがした為、
水栓を丸ごと交換した事例を紹介します。
今回ご依頼いただいたお客様の水栓はKVKというメーカーのものでした。
2008~2015年に生産された洗面用シングルレバー式混合栓で、
引き出し式のためジャバラホースが使われている製品です。
ジャバラホースが劣化して水漏れしています。
水受けタンクも水が溢れていて、洗面台下まで浸水しています。
ご依頼いただいた段階で16年使われていたそうで、
水漏れは経年劣化によるものと判断しました。
この場合、水栓内のパッキンなどから再度水漏れする可能性があるため、
ジャバラホースのみを交換しても意味がありません。
その為、水栓自体を新品に交換することにしました。
写真は古い水栓を取り外したところです。
この穴の直径に合う新しい水栓を取り付けます。
今回はTOTOのシャワー引き出し洗面水栓に交換しました。
水受けタンクへの水漏れがなくなったのはもちろん、
新品の水栓に変えたことで操作性も上がりました。
さいごに
ほとんどのシャワーホース付きの洗面台には「水受けタンク」というものがついています。
これはシャワーホースから伝ってくる水が洗面台下に広がらないようにすることが目的です。
通常であれば、水受けタンクから水が溢れませんが、
経年劣化などが原因で水漏れが発生し、水受けタンクから水が溢れることもあります。
一部の製品を除いてシャワーホースやシャワーヘッドを自力で修理・交換できないので、
水受けタンクから水が溢れるようなことがあれば、当社など水道修理業者へご連絡ください。
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