尿取りパッドは小型で下着の中に着けることができ、お出かけの際にトイレに間に合わないという不安を和らげてくれます。トイレに流してしまうつもりはなくとも、ズボンを下げているときにズレて落ちてしまい、トイレつまりの原因となる場合もあります。
この記事では尿取りパッドの特徴となぜ流してしまうのか、尿取りパッドが詰まった時の対処法。そして鴻巣市で当社が対応した「尿取りパットを流して水が流れなくなった」トイレの修理事例を紹介します。
似たようなトラブルでお困りの際には、参考にしてください。
尿取りパットの特徴
尿取りパットはおむつや下着の中に着けて使用することで尿を吸収し、排尿や排便のトラブルを緩和する衛生用品です。
製品によって吸収できる量はまちまちですが、多くは尿を吸収するために吸水ポリマーという素材が使用されております。吸水ポリマーは少量で大量の水分を吸収する優れものですが、厄介なことに吸水ポリマーを含んだもの（例えば尿取りパッドや紙おむつなど）をトイレに流してしまうと、トイレの水を一気に吸収して急速に膨張してしまいます。トイレ便器の中で膨張することがトイレの詰まりを多く発生させる原因でもあります。
なぜトイレに尿取りパッドを流すトラブルが多いのか
尿取りパッドはパンツなどの下着に着けて使用するものなので、パンツの上げ下ろしや体を動かしている間に、パンツからズレてしまいます。
すると、トイレを使うときのパンツの上げ下ろしと一緒に尿取りパッドが落ちてしまいます。尿取りパッドは軽いので落ちた時の水音もあまりせず、気づかないうちに流してしまう場合があるのです。
トイレに尿取りパッドを流した対処法をインターネットでググってみた
インターネットに接続したパソコンでGoogle検索から「トイレ 尿取りパッド 流した」を検索ワードに使用して、検索を行ってみました。
複数のページで推奨されていた対処法として、「尿取りパッドが便器内の排水口の手の届く位置でつまっていたならば、直接取り出す」「直接取り出せない位置で尿取りパッドがつまっていた場合は専門の修理業者に依頼する」といったものが載っていました。
認知症など改善が難しい要因で、複数回尿取りパッドをつまらせてしまう場合には「つまったものを取り出しやすい特殊な便器に交換する」「流す際の水を減らして尿取りパッドを流しにくくする」といった根本的な対策を推奨する記載がありました。
対処法ではありませんが、多くのページに共通していた記述で「ラバーカップを使用してのつまりとりは避けたほうが良い」というものがありました。
ラバーカップとは、すっぽんとも呼ばれる、棒の先端にお椀状のゴムがついたトイレの詰まりを直す道具です。ラバーカップでの作業は、つまった尿取りパッドを便器の奥や排水管に押し込んで被害を大きくしてしまう危険性があることから、避けたほうが良い方法として紹介されていました。
当社がおすすめする尿取りパッド詰まりの対処法
もし尿取りパットがトイレにつまったらそのときどうすればよいのか。
当社のおすすめする対処法を状況ごとに紹介していきます。
・尿取りパッドによるトイレつまりに気づいたとき
尿取りパッドを流してしまい、トイレがつまっていることに気づいたとき、最初にできるのは「これ以上水を流さない」「トイレを使わない」ことです。
トイレがつまっていることに気づかずに水を流してしまうと、便器から水があふれてしまう恐れや、尿取りパッドが奥に押し出されて修理費用がよりかかってしまう恐れがあります。被害を大きくしないためにも、修理が終わるまで、つまっているトイレの水は流さないほうが良いでしょう。
・尿取りパッドが便器内の排水口の奥に流れていたとき
尿取りパットが直接取り出せない場所まで流れていた場合は「専門業者に依頼」するのがおすすめです。細い棒のようなもので引き出す方法もあるのですが、引き出そうと作業して誤って尿取りパットを奥に押し込んでしまう恐れがあります。
専用の道具を持ったプロに依頼したほうが、より確実に修理できるでしょう。
尿取りパッドのトイレつまり修理事例
最後に、鴻巣市のマンションにお住まいのお客様よりご依頼いただいた、尿取りパットを流して発生したトイレつまりの修理事例を紹介します。
お客様より電話で「トイレが詰まったので急いで修理してほしい」とご連絡をいただきました。
お電話をいただいてお宅に訪問し、お電話いただいた息子さんから詳しい事情を伺うと「高齢の母がトイレをした後に自分もトイレを使ったら、ほとんど水が流れなくなっていた。おかしいと思って母に聞いたら、着けていた尿取りパッドが無くなっていると聞き、トイレに流してしまったと思い電話した」と、これまでの経緯をお話ししてくださいました。
トイレを見せてもらうと便器の水があふれそうになっており、便器内の排水口付近に尿取りパッドが見当たらないことが確認できました。
作業に入るにあたり、修理実施の流れと作業内容を説明し、修理費用のお見積りをお伝えしました。お客様からは「取り急ぎトイレを使えるようにしてほしい」と作業の申し込みをいただくことができました。
便器を取り外さないで、吸引道具を差し込んで吸い出しを試みましたが、尿取りパッドが動いた手ごたえがなかったので、吸引道具での吸い出しから、便器を取り外しての作業に移ります。
便器を取り外してみると、通常は板状の尿取りパッドが大きく膨らんだ円柱状になって便器内につまっているのを発見。手で直接取り出し、再度便器を取り付けました。
取り付け後、水を流してお客様とつまりの無いことを確認できたので修理完了となりました。「便器を取り外すという予想以上の大事になったけど、トイレがまた使えるようになってよかった」と一安心の様子でした。
当社は鴻巣市を含む埼玉県全域、東京都全域の尿取りパッドを流したことによるトイレつまりに数多く対応しております。
トイレのつまりでお困りの際は、本ページの内容を参考にしていただくとともに、当社までお気軽にお問い合わせください。
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