毎日のように使う洗濯機には、丁寧なお手入れが欠かせません。外装や洗濯槽をお掃除する方はいらっしゃいますが、洗濯機の下はいかがでしょうか？
「洗濯機の下なんて設置してから覗いたこともない」
「ゴミや埃が溜まってそうだけど、持ち上げるのも大変」
そんなお悩みに便利なのが、洗濯防水パンのかさ上げ工事です。気になる洗濯機の下を綺麗にできるだけでなく、使いやすさも格段にアップするかもしれません。
この記事では、洗濯防水パンのかさ上げにおけるメリットやデメリット、水道業者に依頼した際の相場を解説しています。埼玉県で実際にあった施工例も紹介していますので、洗濯機のお手入れでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
洗濯防水パンとは？
「そもそも洗濯防水パンって何？」と思われた方もいるでしょう。防水パンとは、洗濯機の下に設置されている受け皿のようなパーツです。
画像のように、四角い板に排水口と繋げるための小さな穴が付いている物が一般的で、水漏れが起きた際に床への浸水を防ぐ役割があります。
万が一の水漏れトラブルに備えられる防水パンですが、一方で洗濯機の底部と接する面や縁の部分に汚れが溜まりやすい難点があります。「下の部分を掃除しにくい」「手が届かない」と感じる方も多く、お手入れの高い壁になりがちです。
こうした問題を解消する方法が、洗濯防水パンのかさ上げです。次の項目からは、かさ上げによって得られる具体的なメリットをご紹介します。
洗濯防水パンをかさ上げするメリット
洗濯防水パンに加工を施して、洗濯機との間にスペースを作ることをかさ上げと呼びます。防水パンの下に専用の脚を設置したり、防水パンそのものをかさ上げタイプに変えたり、方法はさまざまです。
洗濯防水パンのかさ上げで得られる主なメリットは、次の3つです。
- 洗濯機下の掃除がしやすくなる
- 洗濯機の通気性が良くなる
- 排水ホースの取り回しが良くなる
ここでは、一つずつ詳しく見ていきます。
掃除がしやすくなる
洗濯機を使っているとホコリや髪の毛、洗剤のカスといった微細なゴミが溜まりやすく、放置するとカビや匂いの原因になります。
なんとか掃除したいですが、洗濯機と防水パンの隙間が狭いと、一番汚れが溜まりやすい下の部分は手が届きません。
防水パンをかさ上げして洗濯機の下に空間を作れば、手が届きにくい場所も掃除しやすくなります。小型の掃除機やモップも差し込みやすくなるので、こまめなお手入れが可能です。
洗濯機の通気性が良くなる
洗濯機の周りは湿気がこもりやすく、通気性が悪い部分はカビや結露ができてしまうことも。かさ上げによって洗濯機の下に空間を作ってあげれば空気の流れが良くなり、カビや結露の予防に繋がります。
さらに、通気性の向上は洗濯機の劣化や床材の腐食を防ぐ効果も期待できます。かさ上げ工事は手間や費用がかかりますが、洗濯機や住宅の寿命を伸ばせれば、長期的にはプラスにできるでしょう。
排水ホースの取り回しが良くなる
洗濯機の設置で悩みの種になりやすいのが、長い排水ホースです。
洗濯機を置くスペースは狭いことが多く、排水ホースを折り曲げたり洗濯機の下敷きにしたりしているご家庭は珍しくありません。無理やり収納した排水ホースが破れたりしないか、ちょっと怖いですよね。
洗濯防水パンをかさ上げしてスペースを作れば、排水ホースの取り回しに余裕が生まれます。ホースを折り曲げる必要はなくなりますし、排水もスムーズに流れやすくなります。
排水ホースの劣化や破損による水漏れリスクも減らせるため、トラブル予防としても有効といえるでしょう。
洗濯防水パンをかさ上げするデメリット
かさ上げには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
ここでは、かさ上げを検討する際に気をつけておきたいポイントを見ていきましょう。注意点を事前に理解しておいて、自分の事情に合った判断をしてくださいね。
個人では設置が難しい
洗濯防水パンをかさ上げするには、重い洗濯機を持ち上げる必要があります。1人で洗濯機を持ち上げるのは非常に危険ですので、絶対にやめましょう。
仮に複数人で洗濯機を持ち上げたとしても、防水パンや洗濯機は水平に設置しなくてはいけません。うまく設置できないと洗濯機の使用中に「ガタガタ」と振動しやすくなり、故障や転倒事故に繋がります。
防水パンや洗濯機が綺麗に水平かを判断するのは難しいですし、そのために何度も位置を変えるのは大変な作業です。
こうした理由から、個人でのかさ上げ作業は困難といえます。専門知識と経験のある水道業者に相談するのがベストでしょう。
高さが変わることで使い勝手が悪化する恐れがある
かさ上げによって洗濯機の位置が高くなると、洗濯物の出し入れ時に手が届きづらくなるケースもあります。高齢者や小柄な方にとっては、かなりの負担になりかねません。
また、洗濯機の上部に棚や蛇口がある場合は、スペースが合わなくなったり、扉の開閉に支障が出ることも。
洗濯防水パンをかさ上げする前に、あらかじめ使い勝手や周囲の環境を確認し、丁寧なシミュレーションを行いましょう。
隙間に手を入れる事故が発生するリスクが出てくる
洗濯機の下に空間ができると掃除は楽になりますが、意図せず手や物を入れてしまう危険も生じます。
特に小さなお子様がいる家庭は要注意。お子様が好奇心から誤って洗濯機の下に手を入れてしまい、下敷きになったりコードに触って感電したりといった事故も十分に考えられます。
安全対策としては、隙間に布などのカバーを取り付ける方法が考えられます。ただし、やりすぎるとスペースが埋まってかさ上げの意味がなくなりますので、水道業者とどんな対策が最適か相談するのがおすすめです。
洗濯防水パンのかさ上げは水道業者に依頼しよう！ 埼玉県での工事例をご紹介
ここでは、水道業者が洗濯防水パンのかさ上げ作業をどんな流れで行うのか、当社の過去事例を取り上げながら解説します。
以前、埼玉県にお住まいのお客様から「5年以上放置した洗濯機の排水口を掃除したいが、隙間がなくて困っている」とのご相談がありました。現地で洗濯機の設置状況を確認したところ、排水口が本体の真下に位置しており完全に隠れていたのです。
そこで作業員から「洗濯防水パンをかさ上げタイプに交換すれば掃除ができる」と説明をし、作業内容と見積を提案の上でご了承いただきました。
作業自体は非常にシンプルで、洗濯機と従来の防水パンをどかしてから、四隅に脚が付いたかさ上げタイプを設置するだけです。洗濯機を戻したら水平になっているかをチェックし、作業は無事完了しました。
かさ上げした隙間から排水口が見えるようになり、掃除しやすくなったとお客様にもご満足いただけた事案です。
以上の事例のように、当社ではお客様のご要望に応じて洗濯防水パンのかさ上げをご提案いたします。作業前に具体的な内容も説明させていただきますので、お気軽にお問合せください。
洗濯防水パンのかさ上げはいくらかかる？ 埼玉県での費用相場を解説！
洗濯防水パンのかさ上げを水道業者に依頼する際、費用は作業内容や住環境によって異なります。
あくまで目安ですが、かさ上げ専用のパーツや脚を設置する作業であれば、施工費込みでおおよそ8,000円〜15,000円程度が相場です。もし、防水パンを新品へと交換するのであれば商品の実費として追加で数万円程度かかることもあります。
事前の現地調査や見積もりを無料で行っている業者も多いため、まずは信頼できる業者に相談してみるのが安心です。
洗濯防水パンでお困りなら「埼玉県水道修理サービス」にお任せください！
洗濯防水パンのかさ上げにはメリットもデメリットもあり、実際の作業も力仕事になるため、水道業者と一から相談して判断するのが最適です。
水道局指定事業者「埼玉県水道修理サービス」では、埼玉県エリア全域で洗濯防水パンにまつわるご相談を承っています。事前見積、即日対応も受け付けていますので、まずは無料相談からどうぞ！
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