現在、主流となっている排水マスは塩ビ製ですが、かつてはコンクリート製が多く流通していました。コンクリート製排水マスの経年劣化が原因でつまりが生じるトラブルも発生しています。
今回は、頻繁につまるコンクリート製の排水マスの修理と交換について解説します。
排水つまりが頻発している方は参考にしてみてください。
排水マスとは
最初に排水マスについてかんたんに解説します。
住宅敷地内の地面に排水マスと呼ばれる排水設備があり、特徴は丸や四角いフタです。「丸いフタ・四角いフタ=排水マス」とは限らず、水道元栓のフタ(四角が多い)であることもあり得えます。
この排水マスは、排水管の接続部が上から見えるようになっているのが特徴です。古い排水マスはコンクリート製が多かったですが、現在は塩ビ製の排水マスが主流になりました。塩ビが主流となったと言えど、コンクリート製の排水マスも存在し、近年では経年劣化したコンクリート製排水マスに内部に穴があいてトラブルが生じるようになっています。
【コンクリート製の排水マスの劣化】
コンクリート製の排水マスの劣化で見られる症状は、次の通りです。
- コンクリート面が割れる
- コンクリート面が陥没する(穴があく)
上記のような症状が出ます。割れて出たコンクリートのかけらや粉がつまりの原因となることもあり得るのです。
万が一、コンクリート製の排水マスの劣化が原因でつまりが発生した場合は、排水マスの修理または交換をおすすめします。
コンクリート排水マスは修理と交換のどちらがよいか
コンクリート製の排水マスの経年劣化が原因でつまりが生じた場合は、修理や交換がおすすめだと記載しましたが、どちらがいいのか悩む方もいるでしょう。
ここでは修理・交換のどちらがよいか判断するポイントを紹介します。
- あと数年だけ排水マスが持てばよいと考えている
- 低い予算で対応したい
上記どちらかに当てはまる場合は、交換ではなく修理がおすすめです。転居予定がある、家の建て替え予定があるなどで、ひとまずあと数年だけ排水マスが使えればよい場合は、修理でもよいでしょう。
引き続き長く使いたい方には、排水マスの交換をおすすめします。
では、実際に修理や交換を見てみましょう。
修理 |
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交換 |
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コンクリート排水マスの修理
コンクリート排水マスの修理事例を紹介します。
お客さまから、「トイレが詰まって地元業者にみてもらったらトイレが原因ではなく、排水管のコンクリート排水マスに穴があいて詰まりやすくなっていることがわかった」いう連絡がありました。
くわしい事情を聞くと、自宅でトイレが詰まったので地元業者を呼んで直してもらった。その時にトイレが原因ではなく排水管が詰まっていたので高圧洗浄をしたが、その業者が言うにはコンクリート排水マスが破損して穴があいているので、またすぐに詰まる可能性がある」とのこと。
そこでネット検索をしたところ、埼玉水道修理サービスのホームページに似たような工事例が載っていたので連絡をしたそうです。
許可を得て、自宅の敷地内にある排水マスを点検しました。今回の排水マスは、コンクリート製ということがわかり、ところどころに劣化が見られました。顕著だったのが、穴です。この穴が原因でつまりが生じていたようでした。
上の画像ではわかりにくいですが、穴が開いています。
穴があいていることをお客さまにお伝えし、修理または交換で対応ができることも案内しました。お客さまが修理を希望したので、見積もりを提示して申し込みをしていただき作業を始めます。
上の2枚の画像は、同じ排水マスです。
劣化しているコンクリート面を取り除いて速乾セメントで形成して作り変えました。
作業後にお客さまにも見ていただき、家の中のトイレの水を流し、流れがよいことを確認しました。
コンクリート排水マスを塩ビ排水マスに交換
ここからは上記とは別の現場です。コンクリート排水マスを塩ビ排水マスに交換した事例を紹介します。
お客さまから「古い排水マスが壊れているので、修理か交換をしてほしい」とのご連絡がありました。くわしく事情を聞くと、室内の水の流れが悪く、頻繁につまるので排水マスに原因があるのではないかと疑ったそうです。27年間一度も排水設備のメンテナンスをしていたので、今回修理または交換をご希望とのことでした。
許可を得て、排水マスの点検をしました。
上の画像が排水マスです。真上から見るとわかりやすいですね。排水の通り道が見えます。ここに生活排水が流れていき、公共の下水へと行きつくのです。
今回の排水マスはコンクリート製で、劣化が見られました。お客さまに経年劣化によって破損個所があることをお伝えし、修理や交換することで頻発するつまりを改善させることができると説明。
長く使えるように、今回は排水マスを交換したいとのことなので、費用の見積もりを提示しました。すぐに同意を得られ、交換作業に入ります。今回はコンクリート製の排水マスから、塩ビ製の排水マスへの交換です。
上の画像はフタがしまった状態ですが、塩ビ製の排水マスに交換後の写真です。交換後に、お客さまに室内の水を流していただき、水の流れが悪くないか確認してもらいました。
古い排水マスのフタは、体重が加わることで破損することがあり、人が誤って落ちて怪我をするおそれがあります。古い排水マスのフタの上には乗らないようにしましょう。
埋設排水管の交換
ここまでは排水マスの修理・交換についてまとめてきました。当社は、地中に埋まっている排水管(埋没排水管・埋設排水管)の交換も対応しています。
植物の根が伸びて、排水管内部に侵入することもあり、それが排水つまりの原因にもなるのです。まれに埋設排水管のつなぎ目が抜けることや、経年劣化によるヒビ割れが生じることも…。
このような破損や劣化した埋設排水管の交換も対応しているので、なにかあればご相談ください。
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