キッチンの水栓は、水漏れや故障がなければそのまま使い続けることができます。しかし実際に使い続ける中には、「水が出る位置が低くて洗い物がしにくい」「腰を曲げる姿勢がつらい」といったお悩みも少なくありません。今回は、水漏れはしていないがキッチン水栓が低くて使いずらいため高さを上げてほしいとご相談をいただき、水栓の交換工事を行った事例をご紹介します。あわせて、高さを上げられる水栓の種類や、キッチン台に取り付けられた水栓での対応方法についてもご説明します。
壁付キッチン水栓の高さを上げる工事
キッチンの流し台の天板ではなく、キッチンの壁に取り付けてられている壁付水栓(壁から出ているタイプの水栓)は吐水口の位置が低いことが多く、洗い物をするときに腰を曲げる姿勢になってしまう場合があります。
今回ご依頼いただいたお客様のお宅も、まさにその状態でした。長年お使いの水栓に故障はないものの、水栓の高さが低いため、毎日の洗い物で腰を曲げることが負担になっているとのことでした。奥様からは「15センチくらい高くしたい」という具体的なご要望をいただきました。

そこで埼玉水道修理サービスでは、水が出るパイプ(吐水パイプ)が水栓本体の上側から出ているタイプの水栓をご提案し、交換工事を行いました。本体の下側からパイプが出ている従来の形と比べ、パイプの取り付け位置そのものが上がるため、吐水口の高さを引き上げることができます。
工事の前には、壁から出ている二つの接続口の間隔や、水栓の上に十分な余裕があるかを確認しています。ここが合っていないと新しい水栓を取り付けられないため、事前の確認が欠かせません。当日は既存の水栓を取り外し、壁の中から出ている給水管と給湯管の接続部分に傷みがないかを点検したうえで、新しい水栓を取り付けました。

交換後は、ご希望どおり吐水口の位置を約15センチ高くすることができました。以前より腰を曲げずに洗い物がしやすくなり、お客様にも大変ご満足いただけました。

キッチン水栓の高さを上げるメリット
キッチン水栓の高さは、毎日の使いやすさに大きく関係します。吐水口が低いと、洗い物のたびに前かがみになり、腰や肩に負担がかかります。一回あたりはわずかな負担でも、毎日何度も、何年も続くと決して小さなものではありません。
また、吐水口が低すぎると、大きな鍋やフライパン、水筒などを洗うときにも邪魔になりやすく、シンクの中で傾けなければ洗えないということが起こります。使える空間が狭くなるため、洗い物に時間がかかる原因にもなります。吐水口の位置が高くなると、鍋やバケツに直接水をためやすくなり、シンクの掃除もしやすくなります。
水栓そのものに故障がなくても、使う方の身長やキッチン台の高さによって使いにくさを感じることは珍しくありません。建てられた当時の標準的な高さのまま使い続けている水栓や、以前お住まいだった方に合わせて取り付けられた水栓は、今お使いの方の体格や使い方に合っていない場合があるためです。ご夫婦で身長差がある場合も、どちらかにとって使いにくい高さになっていることがあります。
水栓を交換して吐水口の位置を高くすることで、洗い物をするときの姿勢や、シンクで使える作業スペースを改善できる場合があります。水栓の交換は「壊れたから交換する」だけではなく、「毎日を使いやすくするために交換する」という選び方もあるということです。埼玉水道修理サービスにも、故障はないけれど使いにくいというご相談を多くいただいています。
そのほかの高さを上げられるキッチン水栓
高さを上げられる水栓は、先ほどご紹介した水栓本体の上側から吐水パイプが出ているタイプだけではありません。吐水パイプそのものが上方向へ大きく曲がり、弓なりに立ち上がった形状の水栓もあります。このタイプは、パイプが高い位置を通るため、吐水口の下に大きな鍋を置きやすいという利点があります。
また、吐水口の先端を手元まで引き出せる形の水栓など、高さだけでなく水の届く範囲を広げられる商品もあります。
既存の水栓やキッチンの形状に適合するものを選ぶことで、吐水口の位置を5〜15センチ程度高くできる場合があります。ただし、どの程度まで高さを上げられるかは、現在お使いの水栓の種類、壁やキッチン台への取り付け位置、そして交換する商品の形状によって異なります。すべての水栓が同じだけ高くできるわけではありませんので、実際の現場を確認したうえでの判断が必要です。なお、高さを上げすぎるとシンクの深さによっては水がはねやすくなることもあるため、使い方に合った高さを選ぶことが大切です。

※壁付キッチン水栓の例
「あと少しだけ水が出る位置を高くしたい」という場合も、業者へご相談いただくことで対応できる可能性があります。その際は水栓本体の交換が必要になる場合もありますので、商品代と工事にかかる費用を含めて、事前に見積もりを確認しておくと安心です。埼玉水道修理サービスでは、現在の水栓の状態を確認したうえで、どのくらい高さを上げられるかをご説明しています。
台付2ハンドル水栓の高さを上げる方法
高さを変更できるのは、壁付水栓だけではありません。キッチン台に直接取り付けられている台付水栓のうち、お湯と水のハンドルが左右に分かれた2ハンドル水栓でも、吐水口の高さを変更できる場合があります。
2ハンドル水栓の場合、水栓本体をすべて交換しなくても、取り付けられている吐水パイプだけを、高さのある形状のものへ交換するという方法があります。適合する吐水パイプへ交換することで、水が出る位置を高くできる場合があり、水栓の本体交換に比べて費用を抑えられることもあります。

ただし、すべての水栓でパイプだけを交換できるわけではありません。水栓の種類やサイズ、パイプの接続部分の太さや形が合っているかどうかを確認する必要があり、合わないものを無理に取り付けると水漏れの原因になります。パイプを交換する際は、根元のゴム製の部品もあわせて新しいものにしておくと安心です。
なお、ハンドルが一つのレバー式の水栓は機種によって対応が分かれますし、長年お使いで本体に傷みが出ている場合は、パイプだけの交換では対応できず、水栓本体の交換が必要になることもあります。そのため、実際の水栓を業者に見てもらったうえで判断することをおすすめします。
「キッチン水栓が低くて使いにくい」「もう少し高くしたい」といったお悩みも、水栓本体や吐水パイプを変更することで改善できる可能性があります。現在お使いの水栓に適した方法については、埼玉水道修理サービスまでお気軽にお問い合わせください。
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