近年は、商業施設や公共施設のトイレの手洗いにタッチレス水栓が採用される傾向にあります。タッチレス水栓とは、ハンドル操作をしなくても、センサーが反応することで接触することなく水を出し止めことができる水栓のことです。
統計を取っているわけではありませんが、感染症の影響で非接触であるタッチレス水栓に交換を希望する人が増えているように感じます。この記事を読んでいる方のなかにはタッチレス水栓に興味がある方も多いでしょう。
今回は、ディスポーザーが設置されたキッチンにタッチレス水栓を取り付けた工事例を紹介します。
タッチレスキッチン水栓の交換事例
さっそく当社がおこなったタッチレスキッチン水栓への交換事例を見ていきましょう。
「現在使用している水栓をタッチレスのキッチン水栓に交換をしたい」という連絡がありました。このお客さまは、現在はディスポーザーを動かすと自動で水が出るタイプのキッチンを使用中とのことです。
具体的な水栓の希望を聞いて、適合するタッチレスキッチン水栓を提案。今回の交換工事の見積もり金額は10万円超です。（見積もり金額は交換する水栓によっても異なるので、この限りではありません）お客さまからはすぐにお申込みをいただけたので、工事訪問をします。
今回は、お客さまと相談した上でLIXIL（リクシル）のタッチレスキッチン水栓ナビッシュに交換することになりました。工事訪問日までに取り寄せをしておきます。
LIXILナビッシュ品番JF-NAH461SY の特徴
さて、ここでLIXILのタッチレスキッチン水栓ナビッシュの特徴を紹介します。
お客さまが交換希望した水栓の品番がJF-NAH461SYです。
（参考：LIXIL公式サイト）
上の画像が、LIXILのタッチレス水栓ナビッシュJF-NAH461SYです。スタイリッシュな見た目をしていて、凹凸（おうとつ）が少ないため拭き掃除もしやすいと言えます。
LIXILのタッチレス水栓ナビッシュJF-NAH461SYの主な特徴は次のとおり。
- 直接触れずに吐水・止水ができる
- 浄水機能あり
- ホース引き出し可能
直接触れずに吐水・止水ができる
LIXILのタッチレス水栓ナビッシュの特徴1つめは、直接触れずに吐水・止水できることです。
タッチレス・ハンズフリーという言葉からも想像できるように、直接水栓に触れずに操作することができます。最近では公共施設や商業施設の洗面所にも採用されることが多くなったタッチレス水栓。多くの人が使用する水栓でタッチレスならば、衛生面も安心できるでしょう。
料理の最中で手がベタベタしているときでも、水栓に触れずに操作ができるため、作業ストレスも軽減されます。
浄水機能あり
今回取り付けたLIXILのタッチレス水栓ナビッシュの特徴2つめは、浄水機能があることです。
ビルトイン浄水器になっているため、外見上のデザイン性が高いことも特徴。飲み水としても安心して飲めるのでしょう。
ホース引き出し可能
LIXILのタッチレス水栓ナビッシュの特徴3つめは、ホースの引き出しが可能なことです。
シンプルな見た目のナビッシュ水栓ですが、蛇口を手前に引くとホースを引き延ばすことができます。ホースが伸びることで、キッチンシンクのあらゆるところにホースが届き（ホースの長さには限りがあります）、シンク掃除にも便利です。ホース引き出しタイプのナビッシュなら、大きな鍋も洗いやすいでしょう。
電源コンセント
LIXILのタッチレス水栓ナビッシュJF-NAH461SYの特徴を紹介してきましたが、ここからは水栓の取り付けについて見ていきましょう。
冒頭に記載したように、今回のお客さまはディスポーザーを使用していました。
ご存じの方もいるかと思いますが、念のため解説を入れます。
ディスポーザーとは、生ごみ処理機のこと。キッチンシンク下に取り付けられるのが一般的です。今回はシンク下にディスポーザー用の電源コンセントがあったため、そこに分岐タップを取り付けてタッチレス水栓ナビッシュの電源としました。
しかし、必ずしもシンク下に電源コンセントがあるとは限りません。
電源コンセントがない場合は、コンセントの増設や電池式ナビッシュに交換することで対処することが可能です。コンセントがない方も諦めないでくださいね。
キッチン水栓交換工事
さっそく水栓の交換工事に入っていきます。
お客さまにはすでに申し込みをしていただいていましたが、念のため再度工事費用の見積もり金額を案内して、具体的な作業方法の説明をします。
なお、一般的なキッチン水栓（ここでは非タッチレス水栓を意味します）の交換工事は、早い場合で30分ほどで作業が完了します。しかし、タッチレス水栓ナビッシュの場合は作業工程が多いため、90分ほどかかります。お客さまに作業時間を伝えて、同意をいただいたので開始します。
上の画像は、交換前のキッチン水栓です。水栓が古くなっていることと、子育てをしながらの作業となるため、タッチレス水栓をご希望とのことでした。
既存の古くなった水栓を取り外し、ナビッシュを取り付けます。
上の画像がタッチレス水栓ナビッシュです。既存の水栓と比較してコンパクトなので、洗い物などの作業スペースの確保もできます。
上の画像は、キッチンシンク下を撮影したものです。ディスポーザーも映っています。
画像からもわかるように、タッチレス水栓を設置することでシンク下が過度に込み入ることはありません。
交換後に点検
キッチン水栓をタッチレス水栓に交換したあと、点検をします。
問題なく水が吐水・止水できるか、センサーの感度、水もれの有無などをチェックし、お客さまにも見ていただきました。かんたんにナビッシュの使い方も説明し、納得いただいて作業完了です。
ここまでタッチレス水栓ナビッシュへの交換工事例を紹介しましたが、一般的なキッチン水栓（非タッチレス）への交換もしています。事前に水栓の希望を伝えていただければ、可能な限り要望に近い水栓を用意します。
身体的な都合で水栓の蛇口をひねる操作が困難な方でも、タッチレス水栓であれば作業はしやすいでしょう。お気軽にご相談ください。
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