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洗面台の排水管を交換する方法いろいろ

洗面所の排水管や排水トラップの交換を水道業者に依頼をしたにも関わらず、業者から断られてしまったという方がいらっしゃるかと思います。水道業者ならそれが仕事ではないのか!? なぜやってくれないんだ? と思いますよね。しかし、このように業者が断ることはあまり珍しいことではないのですよ。

せっかく工事を依頼したのに、なぜ業者は断るのだろうと思いますよね。その理由は、2つ。

1つめとして、適合性のある排水管がなかなか見つからないことが挙げられます。

洗面所の排水管にはさまざまなタイプがあり、何でも簡単に交換できるわけではありません。しっかりと適合しないと交換ができないのです。それだけではなく、洗面ボウルのメーカーや仕様、ポップアップ式、ワンプッシュ式、ゴム栓式かどうかも適合性に関係してきます。適合するものでなければ排水管を交換することができないため、断る業者もあるのです。

2つめの理由として挙げられることは、交換工事費用が高額になることがあり、お客さま側から断れる可能性があること。

ここからみなさんにお話するのは業者の内情です。
お客さまからご相談、お問合せがあるとお見積りをお出しします。適合する排水管を調べて、数日間ほどかけてようやく見積もりを出し、それをお客さまにお伝えするのですが、予想外に高い見積もり内容に驚かれて断られてしまうことも少なくはないのです。見積もりを無料で出す業者も多く存在します。せっかく数日かけて見積もりを出したにも関わらず、断られてしまうと業者としては、ちょっと…という部分もあるのです。

このような理由から業者としては避けたい工事だったりします。

当社は、洗面排水管の交換に全力で取り組んでいます!
他社さまで難しいと言われたケースでもぜひお問合せください。このページでは、洗面台排水管の交換についてご紹介していますので、ご参照ください。 

ゴム栓式の洗面ボウルの排水管(排水パイプ)交換

洗面ボウルには水をためることができます。何もせずに洗面水栓から水をジャージャーと流したところで、洗面ボウルには水はたまりませんよね。当然ですが、排水口から流れていってしまいます。しかし、洗面ボウル栓を使って排水口を塞げば水をためることが可能。みなさま、洗面ボウルに水をためるときは、栓をご使用なさっています!

洗面ボウル栓には、種類があるのをご存じでしたでしょうか。

洗面ボウル栓でゴム栓式のものがあります。何それ? という方は下の画像をご覧ください。

ゴム栓式

画像中央に写るチェーンと繋がった黒いパーツがゴム栓です。
見たことある! という方が多いのではないでしょうか。この黒いゴム栓を洗面所排水口にはめこむことで、排水口にフタをすることができて、洗面ボウルに水をためられるのです。

 

ちなみにこのチェーンはゴム栓紛失予防のためにあります。

ゴム栓式の洗面ボウル栓があるお宅の場合は、次の費用を目安としてトラップを交換することが可能です。

 

樹脂製排水トラップに交換する場合材工を含み1万円から13000円位で交換できることがあります
金属製排水トラップに交換する場合1万円から2万数千円が費用目安だとお考えください

さて、トラップという聞きなれない言葉が出てきましたので、簡単に解説していきます。

【トラップとは】
もしもこのページをご覧の方で、お時間がある場合は、洗面ボウル下収納扉を開けてみてください。下の画像のような曲がりくねったパイプがあるかと思います。

トラップ

こちらがトラップです。単にトラップと呼ばれることもあれば、排水トラップと呼ばれる場合も。トラップには水がたまっているのです。この水がフタの役割をしていて、ニオイがあがってくるのを止めています。非常に優れた仕掛けです。

 

ちなみに上の画像はS字トラップ。一般のご家庭では、S字トラップが設置されているお宅が多いかと思います。
このトラップには金属製のものと樹脂製のものがあります。

金属製の洗面排水トラップと排水管

さて、金属製の洗面排水トラップの特徴についてまずご紹介します。

金属ですので、腐食しやすいという特徴があります。これは金属製の排水トラップのデメリットです。

設置してから8年以上が経過している金属製排水トラップでは、腐食が原因でモンキーレンチを使用してナットを回そうとしただけで、パイプがねじ切れてしまうこともあるほど。

 

排水トラップが腐食すると、その部分に穴が開いて、水が漏れてしまいます。そうすると、洗面ボウル下収納内の床材が濡れ、最悪の場合はその床材が腐食してしまうのです。
金属製の排水トラップや排水管を使用している場合は、腐食する前に交換がおすすめです。

反対に樹脂製の排水トラップであれば、腐食のおそれがなく安心です。

しかし、樹脂製トラップは経年劣化によって割れやすく、また接続箇所が抜けやすいのです。

それぞれにメリット、デメリットがありますので、よく比較してご検討くださいね。

メリットデメリット
金属製トラップ硬度が高い、変形しにくい腐食しやすい、樹脂製に比べ高い
樹脂製トラップ軽い、安い劣化すると割れる、抜けやすい

 

洗面ボウル栓を開け閉めする操作棒が水栓と離れた位置にある排水トラップと排水管の交換

ゴム栓式の洗面ボウル栓についてご紹介しましたが、ゴム栓式以外のタイプもあります。
ここで紹介したいのは、洗面ボウル栓の開閉を棒状パーツを使用して操作するタイプのもの。

この説明だけだと、「?」と感じるかと思いますが、下の画像をご覧になればお分かりになるはず。

操作棒

赤色の丸印で囲んでいるパーツが操作棒。こちらの棒状パーツを上に引っ張る、下に押すという作業をすることで、洗面ボウル栓の開閉をすることができるのですよ。

このような操作棒があるお宅では、適合する排水トラップや排水管を調べて、新しいものに交換します。メーカーや規格などで適合しない場合が多いです。

適合する排水トラップや排水管が見つかった場合でも、種類が少なく、選択肢があまりないことが多くあります。

洗面ボウル栓を開け閉めする操作棒が水栓と一体になっている排水管の交換

洗面ボウル栓を開閉する操作棒が水栓と一体化しているタイプのものがあります。こちらの説明でも「え?」と思われるはず。次の画像をご覧ください。

 

洗面ボウル栓操作棒一体化水栓

上の画像には洗面水栓が写っていますが、その後ろに棒状のパーツがあるのがお分かりいただけるかと思います。超有名アニメキャラクターである猫型ロボットのしっぽのようですよね! (そう思うのは私だけでしょうか…)こちらが洗面ボウルを開閉するための操作棒。

 

このようなタイプであれば、基本的に現在使っているものと同じメーカーの排水トラップや排水管へ交換することができます。
ただし、排水栓の操作方法がワンプッシュ式とポップアップ式の場合で、排水栓も交換する場合は、同じタイプに交換する必要があります。

ここでワンプッシュ式、ポップアップ式について解説していきますね。

【ワンプッシュ式水栓とポップアップ式水栓について】
日常生活において洗面所水栓をご使用になるみなさまにとって、ワンプッシュ式もポップアップ式も洗面水栓の外見上の違いはありません。どちらも洗面水栓の後ろにしっぽのような操作棒がついている特徴があります。

 

ワンプッシュ式の場合は、この操作棒を「下に押す」ことで洗面ボウルの排水栓を閉め、もう一度押すと開きます。
対して、ポップアップ式水栓は、操作棒を「引き上げる」ことで栓を閉め、押すことで排水栓が開きます。

単純に両者の違いは、「下に押す」か「引き上げる」かの違いのように思われるかもしれませんが、軽さを含めた操作性はワンプッシュ式のほうが優れています。

 

ワンプッシュ式とポップアップ式では、使用されている排水金具に違いがあります。また、ポップアップ式水栓は、ワンプッシュ式水栓と比較して、不具合が生じやすい傾向も…。

そのため、ポップアップ式水栓をご使用のお客さまで、ワンプッシュ式に交換をご希望される方もいらっしゃいます。

ポップアップ式をワンプッシュ式に交換

このページをご覧の方で、現在ご使用中のポップアップ式水栓をワンプッシュ式に交換をしたい、という方もいらっしゃるでしょう。このような交換工事を行っていない業者もありますが、当社はワンプッシュ式からポップアップ式への交換も行っております。

すでにご紹介したとおり、ポップアップ式とワンプッシュ式では、使用されている排水金具も違いがあるため、洗面水栓本体と排水金具(排水栓、排水トラップ)をセットで交換することになります。

洗面水栓だけでなく、排水栓も併せて交換するため、交換費用の目安は6万円よりと高額になる傾向があります。

当社は必ず交換工事に関する費用見積もりをお客さまにお伝えしております。お客さまから見積もり内容に同意をいただくまでは作業はしませんのでご安心くださいね。お見積り内容にご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せください。

 

工事例

-ここからは当社が行った排水トラップの交換事例をご紹介しますので、お付き合いください。

【工事例1】

埼玉県内にお住まいのお客さまから、「ポップアップ式水栓の洗面ボウル栓が動かなくなったので、この機会にワンプッシュ式水栓に交換したい」というご連絡がありました。

事前にご使用中水栓のメーカー名と品番、洗面台のメーカー名と品番をお知らせいただき、写真をメールで送っていただきました。そのデータをもとにお見積りをお客さまあてに提出。
お申込みを頂いたので、お客さまのご都合のよい日に工事訪問をしました。

お客さまによると、当社に依頼をする前に別の業者にもポップアップ水栓からワンプッシュ水栓への交換を依頼したそうですが、断られてしまったとのこと。

お客さまは諦めずに、「埼玉県 洗面 交換 業者」と調べたところ、色々な業者のホームページを見て、比較検討したところ当社に問合せをしてくださいました。電話で確認したところ、当社がポップアップ式からワンプッシュ式水栓への交換対応をしていることを知り、すぐにお申込みをしてくださったのです。ありがとうございます。

操作棒が水栓本体についているタイプのポップアップ式水栓をワンプッシュ式に交換する場合は、洗面水栓そのものの交換だけでなく、排水金具も交換する必要があります。このことはお客さまにも事前にご説明済みでしたが、改めて具体的な作業を含めご案内いたしました。すでに当社からお見積りもお客さまへ提示させていただき、お申込みをしてくださっていたのですが、念のために現場でもお見積りのご確認をしていただきました。お客さまは快諾。すぐに交換工事作業に移ります。

古い洗面水栓と、排水トラップを取り外して、取り寄せておいた適合する新しい水栓とトラップに交換しました。作業後に通水テストを行い、水が問題なく流れるか、排水経路で水漏れはないかをチェック。問題はありませんでした。レバーハンドルを回すとしっかりと水は止水。水漏れなど問題なく新しい洗面所水栓が使用できることをお客さまと一緒に確認済みです。

交換

お客さまは、「他の業者で断られてしまったので、ダメ元のつもりでいたが、希望通りのワンプッシュ式に交換してもらえてよかった」とおっしゃってくださいました。

 

【工事例2】
さて、もう1件、別のお宅で行った工事例もご紹介します。

洗面ボウル下収納内で水が漏れているというご連絡があり、お客さま宅に訪問。点検したところ、排水トラップがひび割れていました。排水トラップの寿命はだいたい10数年。樹脂製の排水トラップであれば、パイプを手で握り、硬く感じられたら劣化している可能性が高いですので、可能性のあるお宅はぜひご確認してみてください。金属製の排水トラップであれば、白サビや青サビがついていたら交換時期ですので、見てみましょう。

お客さまに排水トラップのひび割れをお伝えしました。お見積りをご案内したあとにお申込みをいただけたので、後日適合する排水トラップを持って交換工事訪問をしました。

排水トラップ交換中

交換作業後に洗面所水栓から水を出し、水漏れがないかお客さまと一緒にチェック。水漏れがないことを確認できました。

 

当社は洗面所水栓、排水トラップ、排水管の交換を積極的に行っております。他社さまから断られてしまっても諦めずにぜひ当社へ一度ご相談ください。

 

(注意)イケアで購入された洗面ボウルや半透明の緑色の洗面ボウルの場合は排水管交換に対応できないことがあります。

 

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